星雲・星団・銀河コレクション


現在、星雲・星団・銀河の一覧を掲載したカタログがいくつもありますが、

代表的なものは、「メシエ(M)天体カタログ」と「NGC天体カタログ」です。


「メシエ天体」とは、フランスの天文学者である、シャルル・メシエ(1730−1817)が作成した、

星雲・星団・銀河のカタログに掲載された(一部弟子によるものなどあり)天体のことで、

彗星の探索に際し、紛らわしい天体を一覧にしたものです。

M1からM110までありますが、中には、特定されていない天体や、星雲・星団・銀河ではない天体もあります。


「NGC」は、星雲・星団・銀河などのカタログ(New General Catalogue の略称)で、7840の天体が掲載されています。

各天体の等級(光度)については、「全体の平均」または「全体を足し合わせた値」ですが、資料により若干の違いがあります。

また、距離については、資料や算出法によりばらつきがありますので、必ずしも正確ではないものもあります。


※ 撮影は、望遠レンズなどの断りがない場合、タカハシMT160直焦点(焦点距離1000mm、F6.3)、カメラはPENTAX K30 によります ※
 
メシエ天体(星雲)
メシエ天体(星団)
銀河系内にある、主にガスからなる天体
散光星雲・惑星状星雲・超新星残骸
(オリオン座のM42散光星雲)
互いの重力によって作られた恒星集団
散開星団と球状星団
(ヘルクレス座のM13球状星団)
   
メシエ天体(銀河)
メシエ天体以外(NGCなど)
銀河系の外にあり、私たちの天の川銀河と同様に、
数百億から数千億もの恒星を含む天体
(さんかく座のM33渦巻銀河)
メシエカタログには掲載されていないが
小型望遠鏡で見える星雲・星団・銀河
(ペルセウス座のh−χ散開星団)