恒 星 の 観 測

星の等級は、紀元前2世紀、肉眼で見える最も明るい星々を1等星、
やっと見える星を6等星として段階に分けたのが始まりです。

19世紀になり、1等星は6等星の100倍明るいという観測結果を基に、1等上がるごとに約2.5倍明るくなると定義しました。
等級を決める基準は、「1等星の平均」「北極星を2等星とする」「ベガを0等星とする」など、時代によりいろいろと設定されましたが、
現在は、北極星付近の100個ほどの星々の観測から、厳密な等級が導き出され、それを基に等級が決められています。
1等星とは、+1.50等よりも明るい恒星を指し、+1等よりも2.5倍明るい星は0等星、さらに2.5倍明るければ−1等星と呼びます。

全天には、21個の1等星と73個の2等星を含め、6等まででは約8600個の星がありますが、
大気の影響や低空の障害物などにより、一度に見える星の数は、条件のよい星空の下でもおよそ3000個です。


 
1等星と2等星
重星:バイエル
重星:シュトルーベ
岩手で見られる15個の1等星と
比較的好条件で見られる
56個の2等星を明るさの順に
バイエル符号・フラムスチード番号のついた
重星・連星のうちで
代表的で見やすいものの画像
シュトルーベ番号のついた重星・連星のうち
小型望遠鏡でも見やすいものを
赤経の順に
     
新星・超新星
変 光 星
星座と星々
(画像準備中)  
突如として増光する新星
大質量星の爆発による超新星
規則的に明るさが変わる変光星
代表的な脈動変光星と食変光星
各季節の主な星座と
各星座を作る星々の姿