土 星 観 測 の 記 録
   
太陽〜土星間の距離は、太陽〜地球間の約9.5倍、公転周期は約29.5年です。
半径は地球の約9.5倍、体積は763倍もありますが、平均密度は0.69、つまり水よりも軽くできています。
環が傾いたまま公転していますので、15年ごとに一時見えなくなります。
2009年は環が「消失」した年で、2010年から徐々に開き始めます。
衛星は2012年現在で65個、最大のものはタイタンで、地球の月よりやや大きめです。
   
その@ 環の傾き
   
地球から見て、土星の環は約30年周期で傾きを変化させます。
したがって、約15年ごとに環が見えなくなる現象が起き、
2009年の夏にはその状態になり、以後、徐々に環が開いて見えるようになります。
 
 
 
そのA 土星食
 
2001年10月8日(月)に観測した土星食の様子。
潜入03:39  出現04:21(曇天で観測不能?)
月齢20.7の月が土星を隠す珍しい現象。(撮影データ紛失)
土星本体の半径(約6万km)は、月の半径(約1700km)の約35倍ですが、
地球からの距離は、土星(約13億km)が月(約38万km)の約3400倍ですので、
見かけの直径は、月が土星の約100倍です。
 
 
 
ページトップに戻る 
       
そのB 土星の衛星
       
小望遠鏡で見える衛星は6個あります。

画像は2013年3月16日の撮影で、
本体から大きく右に離れてイアペタス(直径720km/11.2等/画角上部の白い星はてんびん座の恒星)、
本体左に離れているのが最大のタイタン(直径5000km/8.3等)
本体左に接近した上下2つは、下がレア(1520km/9.7等)で上がテチス(1050km/10.2等)、
本体左上にごく接近しているのはディオネ(1120km/10.4等)

以上に加えて、
エンケラドス(500km/11.7等)を確認することができます。